こんばんは。
“ちびぼうず”です。
数回に分けて、長男・チビ太郎との中学受験を振り返りたいと思います。
中学受験を走り切ったうえで、結果的に気づいた点や反面教師にしていただける点を発信していきたいと思います。
今回はvol.10ということで、2月の受験本番についてお話ししたいと思います。
(1)2月1日までの様子
Vol.9で投稿した通り、予定通りとはならなかった1月受験だったものの、合格したことがよほど嬉しかったようで、“2月も全勝するぞ”という気迫を身に纏っていきました。そのため、(多少の小言はあれども)勉強スケジュールはほとんど本人に任せていました。ちなみに、年末までは“右から左”だった小言に対しても、「たしかにそうだね」「意識して取り組んでみようかな」と、やっと聞き入れる態勢になっていきました。
勉強方法としては、攻玉社の過去問を何度も繰り返して、できなかった問題とその周辺知識を入れ込むことに集中しました。国語、社会、理科は合格最低点を大きく超える回もありました。他方で、算数は少しずつ伸びてきましたが、この科目でいかに点数を落とさないかが合否を分けると考えました。
いずれにしても、1月受験でモチベーションがさらに高まったことは確かです。
仮に1勝1敗だったとしたら、こんなに上手くはいかなかったのかもしれません。ましてや2敗した日には、2月受験を戦えなかったかもしれません。
子どもの性格に拠りますが、1月受験の戦い方は先生方としっかり計画するべきだと思います。なんとなく1月受験を迎えないように留意してください。
また、受験直前ともなると健康管理が最も大切です。特にコロナ禍においては、どこでウイルスをもらってくるかわかりません。我が家も受験直前の3営業日(?)だけ学校を休ませるという苦渋の決断をしました。なお、この間は、塾の自習室には通っていました。家に缶詰にしているご家庭もありましたが、チビ太郎は自宅で勉強できないので自習室に解き放っていました。(学校よりは、少人数かつ感染対策意識が高い方が多いと思って断行しました。)
(2)2月1日の受験本番
さて、1/31のチビ太郎はというと、何事もなく22時に布団に入り、翌朝5時半までぐっすり寝ていました。
一方、ちびぼうずは緊張のあまりほとんど寝られず、朝を迎えても頭痛がするは、鼻血が出るはで、ここ数年で一番嫌な朝の迎え方をしました。(我ながら、非常に小心者でした。)
そして平静を装って、子どもを8:30に攻玉社まで送り届け、会社で業務を済まして、午後からテレワークに移行して、昼休憩を生かして攻玉社の試験終わりに合流して、都市大等々力の試験会場まで送り届けて、カフェで仕事をして、試験終わりにピックアップして、帰宅しました。少し詰め込み過ぎた一日でした。
ちびぼうずの話はさておき、2/1AM攻玉社ついて、チビ太郎はとてもいい緊張感で試験会場に入っていきました。「楽しんで来い」と送り出すと、無言で笑顔を寄こしてきました。「いい勝負ができそうだ」と思いました。
そして試験が終わり、感想を聞いてみると「結構できた」というのですが少し浮かない顔でした。チビ太郎自身も半信半疑のようでした。そもそも2/1・2の両日受験して、「熱望組加点」をもらう戦略だったので、振り返りはせずに同日午後の都市大等々力(S特)に気持ちを切り替えようと努めました。
とりあえず昼食を食べさせて、移動の時間は勉強以外の雑談をしました。おかげで浮かない顔も晴れやかとなり、気分を変えることができたようでした。第三志望だったので、少し舐めてるような雰囲気はありましたが、彼らしいと思いました。この後、感想を聞くと「多分、受かってる」というので、過去問の経過からも大丈夫だろうと思いました。
試験後は、翌日2/2も攻玉社➡都市大等々力(S特)という同じ受験セットが待っていたので、すぐに帰宅して少しゆっくりさせてあげ、翌日の準備に入りました。
そして、攻玉社の合格発表時間である19時になり、家族でPCの前に勢揃いして、ポータルサイトに受験番号を登録しました。すると「合格」しているではありませんか。チビ太郎もあまり感情を出すほうではないのですが、「やったー」と言いながら、部屋中を駆け回っていました。
私も涙が出そうでした。二人三脚で3年間頑張ってきたので、自分事として嬉しかった。
さらに、都市大等々力(S特)も「合格」していました。そのため、2/2のスケジュール(攻玉社、都市大等々力)は全てキャンセルしました。また、2/3に予定していた学大世田谷もぎりぎりまで迷いましたがキャンセルしました。
四谷大塚偏差値47のチビ太郎の戦績は、佐久長聖、栄東、攻玉社、都市大等々力(S特)に合格ということで、“全勝(4戦4勝)”を有言実行できたことになります(笑)。奇跡のような話かもしれませんが、子ども・親・塾が最後まで合格を信じて取り組み続けたことが結果につながったのだと思います。
ちなみに、合格が分かった直後からプレイステーション5を解禁したところ、2/2から投稿日現在(3/26)まで、毎日平均6時間ゲームをしています。少しやり過ぎだなと思いながらも、大きなことを成し遂げたと思い、大目に見て手放しで遊ばせています。
ということで、今回は2月の受験本番(二月の勝者)についてお話してきました。
これから、中学受験を検討される皆様の参考になれば幸甚です。
2 件のコメント
はじめまして。
現在小5男児の母親です。
志望校選びの中、こちらの記事を拝見したところです。
攻玉社さん、学校が厳しい、大学進学実績が素晴らしいと両極端な評判があり、実際にはどうなのかと気になっております。
入学してから、在校生の塾は通っているかなど、実際はいかがでしょうか?
スマホはお子さんは持ち込みしていますか?スマホ持ち込み禁止とある中、実際は持ち込みしてますという投稿を見つけたので、いかがですか?
はじめましてなのに、たくさん質問して申し訳ありません。
ご質問ありがとうございます。愚息を入学させて間もない中での回答である旨、ご容赦ください。順を追って回答いたしますが、長文につきご容赦ください。
受験当時、私も同校の口コミや進学実績等を拝見し、頭を悩ませました。その中で、学校選択の軸をブラさないために、先ずは塾の先生に愚息の適正(別学・共学、自由・厳格等)を相談しました。次いで、学校説明会や学際などに愚息を同行させ、愚息自身の直感(通いたいか否か等)を頼りました。
さて、通塾状況についてです。
愚息曰く、クラスの1/3程度が通塾しているようです。ただし、通塾が学内成績の向上に直結していないケースもあるようです。私見ですが、学内授業に参加していれば、低学年での通塾は不要と思います。
なお、同校から進学実績に係るビッグデータ資料(難関校進学者の学内成績推移等)が配布されるので、予備校活用の判断も含めたペースメーカーとして使えそうです。
次に、スマホの持ち込みについてです。
律義にも、愚息は学内に持ち込んでいません。なお、LINEのQR等を印刷・交換することは妨げられていないようです。学友とチャットしながらオンラインゲームをしている姿を日々、微笑ましく見ています。
最後に、【厳しい】も千差万別だと思います。同校は”愛のある厳しさ”だと私は理解しています。指導された当時はわからなくても、年月を重ねた際に気づく類いのものだと思います。
駄文につき恐縮ですが、ご参考ください。