こんばんは。
“ちびぼうず”です。
数回に分けて、長男・ちび太郎との中学受験を振り返りたいと思います。
中学受験を走り切ったうえで、結果的に気づいた点や反面教師にしていただける点を発信していきたいと思います。
今回はvol.6ということで、(1)過去問の実施と(2)合不合模試(四谷大塚)偏差値の考え方についてお話ししたいと思います。
(1)過去問の実施
栄光ゼミナールでは、夏休みが終わると過去問演習を指導されます。第三志望から第一志望という順番で過去問演習に取り組み、目指す得点は合格最低点に対して以下の通り得点するように指導されました。
9月時点の志望校は以前の投稿のとおり、第一志望:麻布、第二志望:学大世田谷、第三志望:都市大等々力という感じでしたが、この時点の合不合模試(四谷大塚)4科偏差値は48ポイントでした。正直、麻布は難しいだろうというのが塾の先生との共通認識でした。ただし、先生からは、生徒同士の会話や授業態度を俯瞰して、もう少し偏差値が高く出てもおかしくないとは言われていました。このため、先生を信じて、問題集「コンプリーション」を使って苦手分野を何度も復習しました。
10月に入り、とりあえず、第三志望:都市大等々力の過去問を2019年から2021年まで解いてみましたが、あっさり合格最低点を超えてしまい、半分安心、半分不安という感じでした。第三志望に甘んじてしまうのではないかと。
この予想は当たりました。“ちび太郎”は
この件で、年末に“ちびぼうず”が爆発してしまうのですが、その内容は次の投稿に譲ります。
11月は第二志望:学大世田谷の過去問に取り組み始めました。同校は、合格最低点を公開していないので目指すべき点数は不明でしたが、算数・理科が70%、国語・社会が80%ということで、及第点かなということで、ここは問題なしということでスルーしました。
12月は、10月以降に第一志望となった攻玉社(過去記事参照)の過去問に取り組み始めました。同校は、他の志望校と比べても明らかに難度が異なっていました。年内は2019年から2021年まで取り組みましたが、合格最低点の前後をうろちょろしていました。
特に2/2実施分の難度が高く、かつ、最難関志望者が第二・第三志望として受験するケースが多いとのことで、合格最低点に届くことはありませんでした。
ちなみに、得点構成としては国語・理科はアベレージ70%でした。しかし、得意としていた社会が50%を下回るケースもあり、細かい部分まで問われるのだなという感想です。なお、“ちび太郎”は、算数が大の苦手で40%程度でした。
2月本番まで算数の基礎固めを行い、1点でも多く積み上げなければと、“ちびぼうず”&“ちび太郎”で決意しました。
また、攻玉社は2/1、2/2の実受験で「熱望組」加点されるシステムがあるので、加点狙いの戦略で進めようと二人で話し合いました。
なお、1月は、前受受験(栄東、佐久長聖)の合間を見て、2013年~2018年の古いものも含めて、とにかく攻玉社の過去問を「解答➡採点➡復習」を実施し続けました。
(2)合不合模試(四谷大塚)偏差値の考え方
さて、第一志望:攻玉社に合格した“ちび太郎”ですが、合不合模試(四谷大塚)偏差値は決して合格水準ではありませんでした。記事をご覧の皆様に、多少なり勇気を与えられるのではないかと思い記載します。お察しのとおり、合格確率が20ポイントを超える学校は最後までありませんでした。
<第1回(4月)>4科:46.4(算数:50.1 国語:48.9 理科:41.7 社会:45.3)
<第2回(7月)>4科:50.4(算数:49.2 国語:56.4 理科:45.5 社会:49.3)
<第3回(9月)>4科:48.0(算数:39.7 国語:54.8 理科:48.3 社会:53.6)
<第4回(10月)>4科:51.1(算数:50.9 国語:58.5 理科:42.8 社会:50.5)
<第5回(11月)>4科:49.8(算数:55.4 国語:44.5 理科:39.8 社会:58.5)
<第6回(12月)>4科:47.0(算数:40.5 国語:53.8 理科:40.2 社会:56.5)
算数と理科は終始苦手科目でした。合不合模試でいずれも偏差値39をたたき出しおり、明らかに足を引っ張っていました。
一方、国語と社会は全体の点数を引き上げる武器となっていました。
ここで特にお伝えしたいのは国語の勉強方法です。4年生当時の塾内模試では偏差値50を割っていました。
そのような中で、国語が武器になっていったのは、毎朝の天声人語要約だと思っていますし、“ちび太郎”も実感しているようで、どんなに寝坊してもこれだけは実施していました。もっと言うと天声人語以外の授業外勉強はしていませんでしたので、“ちびぼうず”としては大いに推奨いたします。(毎晩、新聞をB4ノートに張り付け続けた甲斐がありました)。
ちなみに、社会はもともと好きな科目だったので、正直手放しでした。以前投稿のとおり、地理には手を焼きましたが、それ以外は本人に任せていました。
この経験から伝えられることは、
塾の先生と相談しながら、問題傾向や子供の得手不得手を勘案して、志望校を決定していくことが大切だと感じました。
今回は、(1)過去問の実施と(2)合不合模試(四谷大塚)偏差値の考え方についてお話してきました。
これから、受験を検討される皆様の参考になれば幸甚です。