こんばんは。
“ちびぼうず”です。
攻玉社中学校から教科書が届きました。代引き(税込)で33,275円。4万円程度という事前案内はあったのですが、小銭が手元にあって良かったです。
私立中学校へ進学させるという、段ボール1箱分の“重み”を噛み締めながら、玄関からリビングまで運搬した訳です。
内容物は検定教科書17冊、副教材33冊で計50冊でした。多いですね。。。
まず“検定教科書”は何ぞや言いますと、以下のような制度に基づいて作成されています。
国民の「教育を受ける権利」を保障するため、学習指導要領を定めて、教育水準の維持・向上等を目的に検定された教科書。学校教育法に基づき、主務大臣たる文部科学大臣が使用を認める。(文部科学省HPを参考)
まぁ、ザックリ言うと、公立校で使用される教科書です。全て無償給与です。文科省HPで調べてみると、中学校教科書1冊当たり510円が国の負担(税金)で賄われているようです。所得の再分配という意味でも、非常に良い制度だと思います。
一方、“副教材”とされるものが、私立中高一貫校の裁量で選択できる教材等のようです。33冊ということで、非常にボリュームがありますし、出版社も大学受験でお世話になった会社ばかりです。
例えば、数学はチャート式を出版している“数研出版”、英語は“Z会”ということで、私自身の感覚としては難易度高めかなと、出版社を見て感じた次第です。
実際に、英語の教材で検定教科書と副教材を比較してみました。検定教科書はアルファベットの書き方から始まるのですが、副教材はアルファベットを既知のものとしてスタートします。
先生の授業の進め方にも拠りますが、検定教科書に比較して副教材の冊数が2倍あるわけですから、授業のスピード感は相当なものと思慮します。単純に公立中学の3倍の授業内容ということですから、“赤い彗星”の如く進む訳ですね。
また、教科毎の副教材数は以下のような分布となります。数学と英語が各9冊ということで、学校がどの教科に力を入れていきたいかが窺えます。
ちなみに、副教材には面白いものも含まれており、例えば、理科では「新・水辺の鳥(出版社:日本野鳥の会)」「新・山野の鳥(同)」という小冊子が入っていました。金額の割に情報量の少ない本冊子をどのように使うのでしょうか。少し勘繰ってしまいますね。笑
ということで、教科書・副教材から窺える、私立中高一貫校の独自の教育カリキュラムについて考察してみました。是非ご参考ください^^