こんばんは。
“ちびぼうず”です。
4月に入り、中学校へ進学する長男・チビ太郎の“お小遣い問題”が勃発しました。
2016年に公表された「「子どものくらしとお金に関する調査」(出所:金融広報中央委員会)」によると、中学生の約9割がお小遣いをもらっており、金額の平均値は2,536円のようです。皆様のご家庭はどのように決定されているでしょうか。
「子どものくらしとお金に関する調査」(出所:金融広報中央委員会)https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/kodomo_chosa/2015/
「ジェイソン流お金の増やし方」(著:厚切りジェイソン 出版:ぴあ㈱)において、著者は子どものマネーリテラシーについて言及しています。「お金のことを学ばずに成長してしまうから、お金で失敗する(抜粋)」というのは的を得ていると思います。
ジェイソン流お金の増やし方(著:厚切りジェイソン 出版:ぴあ㈱)https://book.pia.co.jp/book/b593195.html
例えば“複利”効果をどれだけの大人が理解しているでしょうか。
100万円を利率5%/年で運用した場合に、20年後には265万円になっているわけです。
一方で、消費者金融で100万円を利率14%/年で借入れると、20年後には1,374万円になるわけです。実際は返済していく訳ですから、こんな単純な計算にはならないですが、総額に驚愕しますね。
このように、“複利”をいかに味方につけるかが、豊かな人生を送るうえで重要になるわけです。
著者は子どもに対して、“自分にとって価値がある買い物か判断する力”を身につける教育をしています。具体的には、年末の小遣帳の合計金額に10%を掛け合わせた額をお年玉として渡しているのだとか。小遣い帳を記入させることで手元資金を把握できますし、貯蓄することで複利という楽しみを学ぶわけです。
また、相対性理論を発見したアルバート・アインシュタイン博士をして「複利は人類による最大の発明だ。」と言わしめるわけです。至高の天才が最大の発明だというわけですから、庶民は実行しない手はないわけです。
さて、我が家のお小遣いの話に戻ります。毎月のお小遣いを複利払いにしようという話になりました。これを通じて、子どものマネーリテラシーを醸成したいと考えています。
具体的には、(1)10万円を銀行口座に預けて、自由に使っていいと伝えます。(2)そのうえで、月末の銀行預金残高に2%をかけた金額をお小遣いとします。(3)ただし、学校での成績で利率を増減させる。という感じです。
例えば、利率3%で変動しないと仮定して、お小遣いに全く手を付けずに貯蓄した場合には、高校3年生3月に支払うお小遣いは最大8,100円、貯蓄額41万円になるわけです。多分、そんなことにはならないでしょうし、できれば利率を上げてくれることを期待していますが。
ということで、今回は子どものお小遣いについて、お話してみました。
マネーリテラシーは人生を豊かにするために必須の技術ですので、是非ご参考ください。